Qgis:福島原発避難指示区域の状況をポリゴン表示にする
はじめに
福島原発避難指示区域を地図に落として調査する仕事が入ったので、一般的に出回っている情報を使用してgisにおける福島原発避難指示区域をポリゴン化してみた
要するに以下のような地図を作成して、調査先が最寄りの避難指示区域よりどれだけ離れているのかをGISで調べるためにポリゴン情報を作成してみた
情報の入手
【難指示区域の状況】
経済産業省のページに公示情報(避難区域情報)と解除情報が入手出来るのでPDFだけど入手する
【丁町目ポリゴンの入手】
ポリゴン情報が必要になるのだが、最小の地区情報としては丁町目ポリゴンしか入手出来ないので独立行政法人統計センターが行っている政府統計の総合窓口から福島県の丁町目ポリゴンを入手します
丁町目ポリゴンの入手
政府統計の総合窓口より
地図で見る統計(統計GIS)を選択します
次に「データダウンロード」を選択します
統計表検索(ダウンロード用)に移動したら、調査名に「国勢調査」、「平成22年国勢調査(小地域)2010/10/01」を選択します。そして、「男女別人口総数及び世帯総数」にチェックを入れて「統計表各種データダウンロードへ」を押下します。
都道府県に「福島県」を選択し、市区町村(複数選択可)とあるので、福島県域全て選択します。実際に使うには避難区域の市区町ですが、全て選択します。検索を押下すると、統計データと境界データが表示されますので境界データ((GIS)で利用するための境界データ及び定義書)をダウンロードします。
境界データの保存形式には以下の種類がダウンロード出来ますが、今回は世界測地系平面直角座標系・Shape形式をダウンロードします
- 日本測地系平面直角座標系・Shape形式
- 世界測地系平面直角座標系・Shape形式
- 世界測地系平面直角座標系・GML形式
- 日本測地系緯度経度・Shape形式
- 世界測地系緯度経度・Shape形式
情報の整形
ダウンロードしたファイルは複数に分かれていますのでqgis機能の「複数のshapeファイルを一つに統合する」機能を使って、1ファイルに統合します。
また、CRSが異なっていますので自分が主に使用しているCRSに変換して保存します。そうしてqgis上に福島県の丁町目ポリゴンが作られることになります