トラックモーションとパン/クロップの違い
2015年1月7日 (水) 23:05時点におけるimported>Webmasterによる版
- トラックモーションとパン/クロップの違いについて説明します。
- 基本的にはどちらも、画像(動画)を大きくしたり、小さくしたり表示する位置を変えたりする機能ですが、動作上の考え方が異なるということです。
Sony Vegas講座 4(後半) 「トラックモーション」で詳しく説明されているのでこちらをみる方がよくわかります。
- 簡単に説明すると「パン/クロップ」は撮影しているカメラをイメージして、被写体に寄る(望遠)や引く(広角)、左右上下にカメラを移動させる・・・といった効果を出します。
- 「トラックモーション」は、「パン/クロップ」した画像をどの位置にどのような大きさで貼り付けるか・・ということができます
- 使いこなせば「トラックモーション」と「パン/クロップ」がお互い同じようなことができるのですが、動画編集する流れの中でカメラアングルと画像の修正という流れで、どちらを使いかはエディター(編集者)の自由な部分です
- あまり気にしなければ「トラックモーション」でも「パン/クロップ」でも同じ事が出来ますので使うのは自由で良いと思いますが、正しい考えを持っていると更に使いやすくなると思います
- 再度おさらい
- 【トラックモーション】
- トラックモーションはカメラを固定して被写体を直接動かす(上下左右前後)イメージ
- 動かす場合は、左に動かせば左に。右に動かせば右に移動する
- トラック全体に適応するパン・クロップのこと
- トラック全体に適応するため、キーフレームがトラックのタイムラインに表示される
- 2Dシャドーと2Dグローが付けられる、グローはシャドウに似ていますが、一般的にフェザー エッジの明るい色ですグローとは枠線の事と理解してください。
- 【パン/クロップ】
- パン/クロップは被写体を固定してカメラを動かして撮影するイメージ
- 「F」と表示されるのはファインダーという意味
- パンとはPAnorama(左右に振る)、クロップはClip(切り取る)という意味
- 考え方は
- 「パン/クロップで映し出す範囲を決めてトラックモーションで画面の好きなところへ好きな大きさで表示させる」という考えで使うとわかりやすいかも