「SC-02Eロム焼き方法」の版間の差分

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今となっては、かなり旧機種である'''docomo NEXT series GALAXY Note II SC-02E'''であるがカスタムROMを焼き込むことにより、現在でも充分に使えるスマートフォンになるので、そのやり方を丁寧に書き込むことにした。<br />
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今となっては、かなり旧機種である'''docomo NEXT series GALAXY Note II SC-02E'''であるがカスタムROMを焼き込むことにより、現在でも充分に使えるスマートフォンになるので、そのやり方を<del>丁寧に</del>可能な限り丁寧に書き込むことにした。<br />
 
<span style="color:Red">'''注意:'''<br />
 
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'''ROM焼きすることによってメーカー補償は無くなります'''<br />
 
'''ROM焼きすることによってメーカー補償は無くなります'''<br />

2018年3月17日 (土) 10:30時点における版

今となっては、かなり旧機種であるdocomo NEXT series GALAXY Note II SC-02EであるがカスタムROMを焼き込むことにより、現在でも充分に使えるスマートフォンになるので、そのやり方を丁寧に可能な限り丁寧に書き込むことにした。
注意:
ROM焼きすることによってメーカー補償は無くなります
また、失敗すると二度とスマートフォンが立ち上がらなくなることがありますので
充分にリスクを理解した上で参考にしてください
失敗による補償は一切行いません

カスタムROMの世界

Androidバージョンの呼び名

いろいろなバージョン(呼び名)があるので簡単にまとめておく

  • Jelly Bean(ジュエルビーンズ)(Android4.1~4.3.1)
  • KitKat(キットカット)(Android4.4~4.4W.2)
  • Lollipop(ロリポップ)(Android5.0~5.1.1)
  • Marshmallow(マシュマロ)(Android6.0~6.0.1)
  • Nougat(ヌガー)(Android7.0~7.1.2)
  • Oreo(オレオ)(Android8.0~8.1)

主にお菓子の名前であるが、Androidバージョンと連動している。Android 4.1.1だとJelly Bean(ジュエルビーンズ)という名前になる。

CyanogenMod(サイアノジェンモッド:CM)という呼び名

携帯キャリア外から提供されているAndroid OSでいわゆるRoot化するためにはこのAndroid OSをカスタマイズしたオペレーティングシステムを導入することを言う。これも、いろいろなバージョン(呼び名)があるので簡単にまとめておく

  • CM11 (KitKat)Android 4.4.x
  • CM12 (Lollipop)Android 5.0.x / 5.1.x
  • CM13 (Marshmallow)Android 6.0.x
  • CM14 (Nougat)Android 7.0

たとえばGALAXY Note II SC-02EのOSは、Android 4.1.1:初期バージョン→Android 4.3:最終バージョンであるため、Jelly Bean(ジュエルビーンズ)でサポートが終了してしまっている。しかし、GALAXY Note II SC-02EにCM14を入れることができれば、最新OS Android 7.0で使えることとなる。

スマートフォンへのCyanogenModインストール方法

自分のスマートフォンの型番とAndroidバージョンを確認したうえで適切なCyanogenModを入手しないと動作しなくなります。または、元に戻せなくなって文鎮化(再起動などを試みても反応しないような状態)になる可能性もあるので注意が必要です。
また、CyanogenModからリリースされているOSがあったとしても、ネット内の職人の方がいろいろ派生バージョンを作成したり、説明に使用しているファイルがネットから消えていたりするので必ずしもこの説明に書いてあるとおりにインストールが進むとは限りませんのでご注意ください。

AICP

「Android Ice Cold Project(AICP)」とはAOSP(Android Open Source Project)をベースにしたAndroid OSです

ResurrectionRemix(RR)

CM(CyanogenMod)をベースにしたAndroid OSです

LineageOS

CyanogenMod(サイアノジェンモッド:CM)からフォークされたOS。CMの後継

事前準備

まずは、パソコンとSC-02Eを接続するための準備を行います
けっこう、ここでハマる場合があります。
Odinとはパソコンとスマホがちゃんと接続していなければならないので、PCにUSB Driverがインストールされる必要があります。
そのためにはKies3Setupを使って、各種ドライバがちゃんとパソコンにインストールされていることが必要になります。
2018-03-10 21-09-50.jpg
このようにならないように、ちゃんとパソコンとSC-02Eを接続するようにしましょう

Odinを使って書き込みを行います

この段階で、Odinとスマホが繋がっているとします
2018-03-10 21-54-27.jpg
ID:COMには接続されているポート番号が入っているるはずです。入っていなければOdinとスマホが繋がっていないので、再度ドライバとか確認します(これで、パソコンとスマホが繋がっていると判断できます)
更にSC-02Eは「音量を下げる」、「電源」と「ホーム」ボタンを同時に長押しします。そうするとダウンロードモード(Odinモード)になるので、この状態にしておきます。
ここまで来たら、AP(Application Processor or PDA)をクリックしてSC02EOMALJF_SC02EDCMALJF_DCM.zipを解凍して出来た、「SC02EOMALJF_SC02EDCMALJF_SC02EOMALJF_HOME_REV04_user_low_true.tar.md5」を指定してSTARTを押下します
ダウンロードが終了すると、勝手に再起動が始まります

ROMの書き換えを行うと、多くの場合に起動ループになることがあります。これもAndroid 系でROM書き換え時の基本ですが、必ず書き換え後にデータをwipeしましょう。一度、電源を切って終了させます。

GALAXY Note IIの場合は、「ホームキー」 + 「電源キー」 + 音量を上げる」でリカバリーモードを起動します。

wipe data/factory reset」を選択(音量キーで選択・電源キーで決定)して、デバイスをリセットします。
リセットが終了するとメニュー画面が表示されますので、「reboot system now」を音量キーで選択します。これで、起動ループが解消され起動します。無事、初期ROMへのダウングレードが完了しました。
2018-03-10 22-30-15.jpg

Odin内容

Odinを起動すると

  • BL
  • AP
  • CP
  • CSC
  • USERDATA

があるが各々は以下の意味である

  • BL(Bootloader):その名前が示すように、このオプションはデバイスのブートローダーをフラッシュするために使用されます。
  • AP(Application Processor or PDA)はシステムパーティションを表します(おそらくAndroidパーティションを表します)
  • CP(Core Processor)
  • CSC(Consumer Software Customization):地理的地域および通信事業者に固有のものです。この地域に固有のソフトウェアパッケージ、キャリアブランディング、APN設定が含まれています。
  • PIT(Partition Information Table):パーティションテーブルを変更した場合、またはファームウェアがパーティションテーブルのレイアウトが変更されたために必要な場合にのみ必要です。

twrp-2.8.7.0-t0lte.img.tarを書き込み

この段階で、SC-02EはAndroidバージョン4.1.1になっていると思いますので、次はtwrp-2.8.7.0-t0lte.img.tarをOdinを使って書き込みます。
また、同じように「音量を下げる」、「電源」と「ホーム」ボタンを同時に長押しします。そうするとダウンロードモード(Odinモード)になるので、この状態にしておきます。
AP(Application Processor or PDA)をクリックしてtwrp-2.8.7.0-t0lte.img.tarを選択して、先ほどのダウングレードと同じように書き込みまします。
書き込みが完了すると、勝手に再起動します。この段階ではtwrp-2.8.7.0-t0lte.img.tarの書き込み状況は分からず普通にスマホは立ち上がります。

twrp-3.0.2-0-sc02e-odin.tar.md5 を書き込み

Recovary(TWRP)モードでtwrp-3.0.2-0-t0lte.imgは書き込みできるので(要するにパソコン(Odin)は使わない)ので、スマホの本体(適当な場所)にtwrp-3.0.2-0-t0lte.imgをコピーしておく
「音量を上げる」、「電源」と「ホーム」ボタンを同時に長押しします。
そうするとRecovary(TWRP)モードになるので③twrp-3.0.2-0-t0lte.imgを書き込みます
[Insall]をクリックして「twrp-3.0.2-0-t0lte.img」ファイルを選択します
[Select Partition to Flash Image]で、「Recovery」を選択し画面下「Swipe to Confirm Flash」をスワイプで、終了

cm-13.0-20160609-AOJP-sc02e.zipを書き込みます

「音量を上げる」、「電源」と「ホーム」ボタンを同時に長押しします。
そうするとRecovary(TWRP)モードになるので③twrp-3.0.2-0-t0lte.imgを書き込みます
[Insall]をクリックして「twrp-3.0.2-0-t0lte.img」ファイルを選択します
[Select Partition to Flash Image]で、「Recovery」を選択し
画面下「Swipe to Confirm Flash」をスワイプで、終了

open_gapps-arm-6.0-full-20180208.zipを書き込み

Recovary(TWRP)モードでの起動
「音量を上げる」、「電源」と「ホーム」ボタンを同時に長押しします。
⑤open_gapps-arm-6.0-full-20180208.zipを書き込みます
[Insall]をクリックして「open_gapps-arm-6.0-full-20180208.zip」ファイルを選択します
画面下「Insallimage」をスワイプで、終了

ネット情報は不親切

まあ、カスタムROMを焼く事なんてかなりマニアな行為なのであまり丁寧に書き込むことはないのでそれが作業の難しさを助長しているのでしょうね

用語の説明

おでん

ファイル類

ファイル 内容
Kies3Setup.exe SAMUSUNG端末とパソコンを接続するためのソフト
Odin3-v3.12.7.zip SAMUSUNG端末でdocomo初期ロムやCWM/TWRP等をスマートホンに焼くことができるツール
Odin3_v3.12.10.zip 3.12.7→3.12.10の新バージョンが出たのでこっちを使う
SC02EOMALJF_SC02EDCMALJF_DCM.zip SC-02EのOSバージョンを4.1.1へ戻すためのROM
twrp-2.8.7.0-t0lte.img.tar システムの初期化やOSの書き換えなどを行うためのもの(SC-02Eバージョン)
twrp-3.0.2-0-t0lte.img twrp-2.8.7.0は少々古いので3.0.2.0へあげる(SC-02Eバージョン)
cm-13.0-20160609-AOJP-sc02e.zip カスタムROM CyanogenMod13(SC-02Eバージョン)
open_gapps-arm-6.0-full-20180208.zip Open GApps端末内に最新のアプリケーションをインストールするためのもの