「MediaWikiのインストール方法」の版間の差分

提供: dococo wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
imported>Webmaster
imported>Webmaster
137行目: 137行目:
 
*うまくいくと、「'''LocalSettings.php'''」ができあがります。このファイルが自分のMediawikiを起動させるファイルになるので保存しておいてください
 
*うまくいくと、「'''LocalSettings.php'''」ができあがります。このファイルが自分のMediawikiを起動させるファイルになるので保存しておいてください
 
[[File:2015-10-12 9-26-12.jpg|400px]]
 
[[File:2015-10-12 9-26-12.jpg|400px]]
 +
=== LocalSettings.phpの保存 ===
 +
:先ほど作成した'''LocalSettings.php'''をmediwaikiを展開した場所
 +
/home/'''username'''/www
 +
に保存して、再度サイトの読み込みを行えばこれでmediwaikiサイトの運用完了となります
 
----
 
----
 
[[MediaWikiについて|MediaWikiについてへ戻る]]
 
[[MediaWikiについて|MediaWikiについてへ戻る]]
 
[[Category:MediaWikiについて|MediaWikiのインストール方法]]
 
[[Category:MediaWikiについて|MediaWikiのインストール方法]]

2015年10月12日 (月) 09:33時点における版


はじめに

以下に書かれている内容が全く分からない場合は、MediaWikiのインストールを諦めた方が良いのでしょう。内容については自分で充分理解してください。当方ではインストールのサポートや委託は受け付けておりません。あくまでも個人的な記録の資料となります。

インストール条件

MediaWikiをインストールするためには以下の条件が必要です
ウェブ サーバー - Apache、IIS など
メンテナンス スクリプトを実行するためにローカルまたはコマンドラインでのアクセス権が必要
PHP バージョン 5.3.3 以降
Perl互換正規表現 含む
Standard PHP Library 含む
JSONサポート 含む
データベース サーバー
MySQL 5.0.2 以降、PostgreSQL 9.0 以降、SQLite、のいずれか

自分で用意するか借りるか

自分で用意する場合

一番安く自由度が高く運用出来ますが、ハードウエア準備や電源、ネットワークの設定から始まり、サーバ設定やドメイン管理、サーバーのバージョンアップセキュリティ管理など全て自分で行う必要があります

借りる場合

月額500~/円程度かかりますが、上記の煩わしさが無くなります
ここでは「さくらのレンタルサーバ プラン(スタンダード)」契約でのMediaWikiのインストール方法について説明します

2015-10-04 11-09-51.png

さくらのレンタルサーバ プラン(スタンダード) にMediaWikiをインストールする

さくらのレンタルサーバ契約等についてはについては割愛します。
また基本的なWeb設定などについても割愛しますので、これ以降読む場合には最低でも自分のサイトのURLでさくらのレンタルサーバで契約したサイトが閲覧できる状態になっている前提でMediaWikiのインストール方法を説明します

データベースの設定

この章で、作成するデータベースの詳細設定情報
データベースサーバー名:mysql999.db.sakura.ne.jp
データベース:username_wikidata
データベース ユーザ名:username
接続パスワード:setuzoku_pass


さくらのレンタルサーバにログインすると、まずデータベースの設定を行います。これはMediaWikiの情報を記録する大切な内容になります
まず、さくらのレンタルサーバで会員登録すると、さくらインターネット サーバーコントロールパネルを制御できる様になると思います

2015-10-04 21-42-00.png

そうするとコントロールパネルの中にデータベースの新規作成があると思いますので選択します
ここで重要なのはデータベースサーバー(例:mysql999.db.sakura.ne.jp)のアドレスと
データベース ユーザ名(初期アカウント名)(例:username)
接続パスワード(例:setuzoku_pass)
という情報は覚えておいてください、MediaWikiのインストール時に使用します
ここに書いているのは適当な情報ですので、インストールする方は自分の情報に適宜置き換えて考えて設定してください

2015-10-04 21-37-06.png

データベースの設定画面に遷移すると新しいデータベースの作成が出来ますので
データベースバージョンはSQL5.5(2015/10現在)
データベース名は好きな名前が付けられます(例:username_wikidata)さくらのレンタルサーバのデータベース名は必ず頭に「username_」が接頭語に付きますので、ここでの例でのデータベース名は「username_wikidata」となります
接続パスワード(例:setuzoku_pass)

2015-10-04 21-39-33.png

データベース文字コードはUTF-8を選択しましょう。
さくらのレンタルサーバのデータベースのキャラクターセットにはEUC-JP(ujis)/UTF-8/Shift-jis(cp932)/EUC-JP(eucjpms)とありますが、今後データベースのキャラクターセットを勘違いを無くすため、データベースのキャラクターセット=UTF-8覚えて、今後は全てUTF-8で操作することとします

2015-10-04 21-58-47.png

これで、空のデータベースがサーバーに用意されることになります

Perlのバージョン選択

Perlのバージョン選択については推奨(Perl 5.14.4 [標準のPerl] )を選択します

2015-10-04 22-04-23.png

PHPのバージョン選択

PHPのバージョン選択については推奨(PHP 5.4 [標準のPHP] (CGI版) )を選択します

2015-10-04 22-04-52.png

MediaWiki本体のインストール

本体のダウンロード

ここまでくれば、サーバ側の設定は全て完了しているので、MediaWiki本体のインストールを行います
MediaWikiのサイトに行って、最新版のMediaWikiをダウンロードします。(MediaWiki 1.25.2 をダウンロード 2015/10現在)

2015-10-04 22-11-22.png

ダウンロード完了後、mediawiki-1.25.2.tar.gzというファイルがダウンロード出来ると思いますので、任意のパソコンのディレクトリに保存しておきます
FFFTPさくらのインターネット サーバコントロールにあるファイルマネージャーを使用して、自分のサイトのディレクトリにmediawiki-1.25.2.tar.gzをコピーします
コピー方法は各人、他のサイトを閲覧してコピーしてください

Poderosaのインストール

説明し忘れましたがコマンドでtarファイルを解凍するために、Poderosa(ポデローザ)をインストールしておきましょう

ファイルの保存先

コピーする場合にはファイルを展開するために一時的に保存するディレクトリに保存する方が良いので
/home/username/www
というディレクトリ配下にtempというディレクトリ作成し、そこにmediawiki-1.25.2.tar.gzを保存しておきます(ちなみにコマンドはmkdir temp
そして具体的な保存先は
/home/username/www/temp
mediawiki-1.25.2.tar.gzを保存(コピーします)します

ファイルの解凍

次に圧縮のかかっているmediawiki-1.25.2.tar.gzを/home/username/www/tempに展開します
コマンドラインから以下のコマンドを実行します
tar -zxvf mediawiki-1.25.2.tar.gz
そうするとズラズラとファイルか解凍されて
mediawiki-1.25.2
と言うディレクトリができあがり、解凍ファイルが全て保存されます

ファイルのコピー

この段階では
/home/username/www/temp/mediawiki-1.25.2
配下にwikiファイルがあることとなりますので、/home/username/www/temp/mediawiki-1.25.2配下のファイルを全て、ホームページが表示されるディレクトリにコピーします
さくらのレンタルサーバの場合には
/home/username/www
になりますので、コマンドは以下のようになります
cp -a /home/username/www/temp/mediawiki-1.25.2 /home/username/www
相対パスでも良いのですが、念のためにフルパス指定で書きました
ちなみにコピーコマンドcpには引数があって
cp -a
タイムスタンプもファイル情報もディレクト情報も属性や構造を保持しながらコピー(タイムスタンプはそのままコピー)
cp -r
ディレクトリ配下もコピー、-aと一緒だがタイムスタンプもファイル情報はそのコピーに準じる(要するにタイムスタンプはコピーを実行した日時)

という違いがあります

MediaWiki本体の設定

ここまでくれば、SQLサーバの設定とWebサーバへのファイル転送が終了していると思いますので、MediaWiki本体の設定を行います。
自分のサイトにアクセスして、以下様な表示が出るはずです。

2015-10-12 8-30-55.jpg

うまく出なかったら、もう一度インストールし直して見てください
次にPlease set up the wiki first.とありますのでクリックして次に進みます。

2015-10-12 8-30-56.jpg

言語の設定になりますので、日本語を選択して続行を押下します

2015-10-12 8-46-08.jpg

サーバの運用状態をチェックして特にエラーが無ければ続行を押下します
ここでは「○○が見つかりませんでした」という表示があっても特に影響は無いと思いますので、気にせず次へ行きます

2015-10-12 8-47-45.jpg

ここでは先ほどのデータベースとの連携を行います
  • データベースの種類はMySQLを指定
  • データベースのホストは「データベースサーバー名:mysql999.db.sakura.ne.jp」
  • このウィキの識別情報のデータベース名は「データベース:username_wikidata」
  • データベーステーブルの接頭辞は、データベーステーブルの頭に好きな文字を入れて、他のデータベーステーブルと識別するために使用出来ますが、ここでは空欄にします
    • あまり、良いやり方では無いのですが、データベースが1個しか運用できない時に複数のWikiを運用するため、データベーステーブルの頭に識別子(wiki1_***とかwiki2_***とか)を付けられますので、そのときに利用します
  • インストールで使用する利用者アカウントは「データベース ユーザ名:username」
  • データベースのパスワードは「接続パスワード:setuzoku_pass」
を各々入力して続行を押下します

2015-10-12 8-47-45.jpg

次にデータベース設定ですが
  • ストレージ エンジン:InnoDB
  • データベースの文字セット:UTF-8
    • 全ての文字(日本語以外等)を扱うことが出来る文字セットですが、扱いやすい文字コードのUTF-8にします
続行を押下します

2015-10-12 9-13-39.jpg

最後の設定になります
  • ウィキ名は自分の好きなサイトの名前を入れてください
  • プロジェクト名前空間は「ウィキ名と同じ」にチェック
  • 管理アカウントは編集上重要な情報ですので、忘れないように名前&パスワードを入れてください
  • メールアドレスは無くても大丈夫です
  • 「もう飽きてしまったので、とにかくウィキをインストールしてください。」を選択して続行を押下します

2015-10-12 9-19-20.jpg

  • 最後の確認をして続行を押下します

2015-10-12 9-18-37.jpg

  • うまくいくと、「LocalSettings.php」ができあがります。このファイルが自分のMediawikiを起動させるファイルになるので保存しておいてください

2015-10-12 9-26-12.jpg

LocalSettings.phpの保存

先ほど作成したLocalSettings.phpをmediwaikiを展開した場所
/home/username/www

に保存して、再度サイトの読み込みを行えばこれでmediwaikiサイトの運用完了となります


MediaWikiについてへ戻る